・海外旅行
ゴールデンウィークを使って、パートナーの母国・スウェーデンに2人で11日間ほど滞在することになった。海外に行くのは2018年にスコットランドに旅行で行って以来だ。
パートナーはコロナ禍が始まって以来スウェーデンに帰ることが出来ず、家族や友達とも会えていなかったので、今回行けることになって本当に良かった。4月1日からスウェーデンの入国制限が解除になり、世界の情勢やタイミング的にも今行っておきたいという話になり、今回の渡航を決めた。最近はもっぱら渡航の準備やスウェーデン語と英語の練習に時間を割いている。
スウェーデンでは感染症に関する規制はほぼ解除されており、バスのような狭い空間でちらほらマスクをしている人を見かける程度だという。とはいえ感染症の流行が落ち着いた訳ではなく、ウイルスとの共存や個人の行動の自由を優先する方に重点を置いている側面があるので、正直自分たちが滞在中に感染・発症しないか心配ではある。
色々と不安はあるものの、北欧諸国にはずっと行ってみたかったので楽しみだ。ふとした時にこうして旅を計画できることの歓びを噛み締める。私たちは新型ウイルスの流行や新しい戦争が始まった世界で、幸運にも生き延びることができている。
・ポーラ美術館
3月の連休は箱根にあるポーラ美術館に日帰りで訪れた。箱根には何回か行ったことがあったが、ポーラ美術館は初めてだった。美術館自体や会期中のロニ・ホーン展の評判を知っていたので、ずっと行ってみたかったのだ。
美術館は箱根からバスで40分ほどの山の中にあるにも関わらず大盛況だった。美しく居心地の良い美術館で、周囲には遊歩道も整備されている。館内のレストランを利用したが、大きい窓から山の景色がよく見えるようになっていた。
お昼に箱根に着いたが、美術館を楽しんでいたら一日が終わってしまった。いつかまた箱根を訪れたら泊まりがけでゆっくりしたいな~なんて思いながら帰宅した。
・新緑
桜は綺麗だしお花見も好きだけど、散った後の方が不思議と心が穏やかになる。
蕾がどんどん膨らんで花が咲くことよりも、花が散った後に新しい葉っぱが出てきて少しずつ青々としていく過程の方が凪いだ気持ちで楽しめる。これを書いている今はそんな季節だ。
新しく出てきた葉っぱは小さくて柔らかくて透き通っていて、その時にしかない美しさがある。自宅の窓から見える木々は落葉樹が多く、冬には裸だった枝先に徐々に若葉が成長していく様子を日々眺めている。どの木々の若葉も綺麗で触れてみたくなる。もし食べたらどんな味や香りがするだろう…。
・創作意欲
物心ついた頃から絵を描くのが好きで、何かを作る職業に就きたい気持ちがずっとあったので美術大学まで入学したが、社会人になってから手を動かすことが随分と減ってしまった。ただ、何かを創作したいという気持ちはとても強いので、これがかなり厄介なのだ。
どうにかしてこの状態を打開したくて、こうなってしまった原因について考えていた。そこで最近あることに気づいた。
仕事で忙しい中で貴重なプライベートの時間をどう効率的に過ごすかということを考える癖があって、そんな気持ちで生活していく中で何かに没頭してしまうことが徐々に怖くなって敬遠するようになっていた。昔ほど本を読まなくなったり、気になるけど新しいことにすぐには手をつけられず積んでしまうことが増えた。それが全ての原因かは分からないけれど、効率化を求め続けた結果、何かに夢中になることを恐れる自分がいつの間にか出来上がってしまったことが悲しい。「没頭するための時間」を意識して作っていった方が良いかもしれない…と最近はそんなことを思った。
こうして文字を綴ることは何とか出来ているが、自分が好きな方法で表現出来ているという実感はあまりない。とはいえアウトプットできること自体は楽しいので、これからも続けていきたいなと思う。