
4月1日
たっぷり雨が降っている。4月に入ったというのに、冬並みに寒い。しかし朝7時、ストーブで温まった部屋で、ご機嫌なJAZZを流しながら支度するのは意外にも良い気分だった。
ただでさえ朝に弱い私が、今では平日6時〜7時起きなので、色々な工夫をして良い気分になる方法を模索している。ふだんあまり聴かない軽快なJAZZは気持ちがだいぶ平和になると気づいたのだった。昼食はハムチーズサンドイッチ、ヨーグルト、野菜ジュース。夜はダンスへ。
4月2日
最近、もずくを食べるようにしてから、お腹の調子が良い。とにかく体の調子がとても良い。すべては腸からなのだな、と実感する。
4月4日
おそらく4年ほどLINEでやりとりを続けているフランス在住のHが、とうとう東京へ来ることになった。Hとは言語交換アプリで知り合った。彼の第一言語は英語・フランス語だが、真剣に日本語を学びたいと、フォローしてきたのが始まりである。それからというもの、お互い拙い日本語/英語で、哲学や映画、音楽や政治の話で盛り上がり、すっかり良い友達になった。4年越しにやっと実物に会えて嬉しかったし、とても礼儀正しく、さっぱりした素敵な青年だった。Hの父も一緒に日本に来たので、Oのなつこさんと彼女の夫も呼び、神保町の和食居酒屋で飲むことに。5人で楽しく酒を飲み、遅くまで盛り上がった。
4月5日
少し二日酔い。
窓から満開の桜を眺めながら、ホットコーヒー。桜の花々が眩しく、いつもより明るい風景は、なんとなく雪が積もった日と明度が似ている気がした。
4月8日
御徒町〜上野をぶらぶら。メニュー全てが美味い店「羊香味坊」へ。特にここのまぜ麺が美味しく、定期的に食べたいほど大好き。昼からハイボール飲む。
4月9日
仕事の関係で目を通した書籍がとてもよく、これは買って読みたいと思う。丁寧な言い回しと、静けさ漂う文章だった。良い文章を読むと、自分も表現をしたいという気力が湧いてくる。
仕事からの帰り道、桜吹雪の写真や動画を撮っている人が多かった。夕陽の光に照らされた桜と、新緑が美しい。思わず立ち止まって、景色を眺めた。
4月15日
夜、ダンス。呼吸を意識。息を吐いて力を抜くこと意識。アイソレーションをばきばきやっているおかげで、振付にも活かせるようになってきた。ストレッチ、筋トレ、アイソレーションなどの地味な基礎トレをやっているときって、たまにやめたくなってしまうときがある。ただ、じんわりじんわり、効いてくるのだ。それが役立ったときにようやく基礎の大切さを理解する。
4月16日
朝の空気が澄みきっている。桜の若葉もいつもよりもきらきら輝いていて、湿気が少ないからか、いつもより景色のトーンが一段階明るい。そういえば、すっかり花粉症の症状は消え去っている。
4月19日
ダンス友達のJとMと飲む。1軒目はありえない予約トラブルに見舞われ、全員もれなく不機嫌になったのだが、2軒目のチェーンの串カツ屋の雰囲気がとてもよく、3人とも1軒目のことなどすっかり忘れて楽しく飲んだ。何を話したのかあまり覚えていないが、楽しかったという感覚だけは残っている。
4月22日
仕事後、ダンス。来月からレッスンのジャンルが変わるらしく、今組み込まれているトレーニングは今日でお終いとなる。自分はこのトレーニングのおかげで下半身の筋肉がしっかりついたので、今後も自主的にやっていこうと思う。
4月27日
晴れたので上野公園へ。目的は公園ではなく、盆栽植え替えセットを手にいれるためだった。山紅葉のミニ盆栽が死にかけており、一か八かで植え替えに挑戦するためである。
休日の上野公園はたいへん賑わっていた。東京文化会館の催しを横目に歩きながら、なんとなく、姉が仕事でいそうだな〜と思いつつ、目的の上野グリーンクラブに辿り着き、赤玉土やら鉢やらを手に入れる。後から知ったのだが、このときOの荒木江里佳さんと姉が、本当に仕事で東京文化会館にいたのだった。
帰ってすぐに植え替え着手。根がこれでもかというほど詰まっていて、なんだか申し訳なくなった。放置してごめん。伸びた根(鉢型に固まっていた)を切り、新しい鉢へ移動する。ワイヤーで根を固定し土をかぶせ、水をたっぷりやった。頼む、生き返ってくれ!
4月28日
日帰りで秩父に遊びに行く。前日にSLの座席を予約していたのだった。蒸気機関車に乗ったのは初めてだが、びかっと真っ黒に光る機関部と黒煙の迫力に大興奮。古びた車内では窓を開けることができ、景色を満喫する。ガタンゴトンと揺れつつもゆっくり走ってくれるSL。窓から少し顔を出すと風が気持ち良いのだが、たまに煤も飛んでくるので目が痛い。でも、それもまた良い。外から地元の方々が手を降ってくれるのが、なんだか嬉しかった。
4月30日
Disney+で配信中の「キャシアン・アンドー」のS2が始まった。1年ほど前に観たS1は本当に素晴らしく、泣くほど感動したし、スター・ウォーズのメインに繋がるストーリーの中でも最も好きだった。さっそくS2の3話まで鑑賞したが、これまた文句なく面白い。ディエゴ・ルナ演じる主人公アンドーはぱっと見リーダー気質には見えないのに、どこに行ってもどんなやばい状況でも機転の効く賢いやつで、周りを巻き込んで率いていくから、感心してしまう。